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レコード紹介

今夜の一曲は
Prince『I Could Never Take the Place of Your Man』
アメリカのミュージシャン、プリンスが87年に発表した曲です。9枚目のスタジオアルバムとなる『Sign o’ the Times』に収録されており、同アルバムから最後にシングルカットされた曲になります。
80年代のプリンスは極めて精力的に活動をしており、また同時に最も評価を高めた時期でもあります。今なお語り継がれる名盤を多く発表しており『Sign o’ the Times』もまたそれに当たる1枚です。
前年に『パレード』を発表し、それに伴うツアーの後にザ・レボリューションを解散させたプリンスですが、ザ・レボリューションの最後の仕事として『ドリーム・ファクトリー』というアルバムを制作していました。一方でプリンスのペルソナであるカミール(カミーユ)をフィーチャーしたアルバム『カミール』、そしてそこからさらに発展して3枚組LPとして構成されたアルバム『クリスタル・ボール』の制作も並行して進めていました。結果的にこの2つのアルバムは未発表作品となりましたが、ここからいくつかの曲を流用される形で誕生したのが『Sign o’ the Times』になります。
2枚組LPという大作であり、かつ多様なジャンルを内包したアルバムですが、個々の楽曲のクオリティは素晴らしく、完成度の高さにおいては他のプリンスの名盤に劣りません。セールス面での成功以上に音楽面での評価の方が高かったのも納得できるだけのバラエティに富んだ名盤です。
『I Could Never Take the Place of Your Man』はプリンスにしてはかなりオーソドックスなポップロックで、ストレートに軽快なナンバーを奏でています。シンプルだからこそプリンスの技量が垣間見える作品として、これはこれで聴き甲斐のある1曲ではないかと思います。

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