今夜の一曲は
New York Dolls『Personality Crisis』
アメリカのロックバンド、ニューヨーク・ドールズが73年に発表した曲になります。後のパンク・ムーブメントへ強い影響を及ぼしたバンドとして伝説的な存在であり、その純粋なロックンロールと対照的に中性的なファッションと過激なパフォーマンスで今なお知られています。
デビュー・アルバム『ニューヨーク・ドールズ』は全米116位とセールス面では全く話題にはなりませんでした。セカンドアルバム『悪徳のジャングル』では後にセックス・ピストルズの仕掛け人となるマルコム・マクラーレンがマネージャーに就きましたが、以降も商業的な成功を収めることができませんでした。75年にはジョニー・サンダースとジェリー・ノーランが脱退。77年には正式に解散しました。時代が早すぎた故に長くは続きませんでしたが、ジョニーのその後の活動や影響を受けた後進のバンド達によりニューヨーク・ドールズの名前は今の時代においても伝説として語り継がれる存在となっています。