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今夜の一曲は
I Pooh『Tanta Voglia Di Lei』
イタリアのロックバンド、イ・プーが71年に発表した曲になります。4枚目のアルバム『Opera Prima』に収録された曲であり、シングルとしても発売されました。大手レーベルCBSへ移籍後、初の作品であり、荘厳なオーケストラによるアレンジと「愛」をテーマにしたロマンティックな作風は一躍彼らをスターダムへと押し上げました。イタリアのバンドらしい美麗なサウンドはユーロ・ロックの”発掘”と共に世界に知られることとなり、その後の多くの名盤と共にイ・プーの知名度は上がっていくこととなります。
73年に行われたアメリカツアーを皮切りに数多くの国々でツアーを成功させるなど、66年のデビューから数えると50年間もの間、活動を続けていました。2016年に惜しくも活動を停止してしまいましたが、イタリアン・ロック/ポップを代表するバンドとしてその名はロック史に刻まれており、今後も語り継がれることとなるでしょう。

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今夜の一曲は
George Harrison『Bangla-Desh』
イギリスのミュージシャン、ジョージ・ハリスンが71年に発表した曲になります。インド楽器のシタールの師であるラヴィ・シャンカールからの要請で行われた大規模チャリティーコンサートである「バングラデシュ・コンサート」のために書き下ろされた作品であり、シングルとしては全英10位、全米23位を記録しました。
コンサートにはジョージとラヴィ・シャンカールをはじめ、ボブ・ディランやエリック・クラプトン、レオン・ラッセル等々、多くの一流ミュージシャンが一堂に集い、大成功を収めることとなりました。コンサートの模様を収めたライヴ盤『バングラデシュ・コンサート』は翌72年のグラミー賞の年間最優秀アルバム賞を受賞。これはビートルズメンバーのソロ作品として初の快挙でした。また、コンサートは後年行われた大規模チャリティイベント『ライヴ・エイド』が行われるきっかけにもなり、その点においても非常に重要なイベントだったと思います。

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今夜の一曲は
Missing Persons『失われた未来(Destination Unknown)』
アメリカのロックバンド、ミッシング・パーソンズが82年に発表した曲になります。ファーストアルバム『Spring Session M』に収録されており、シングルとしても発表され全米42位を記録しました。
中心メンバーのテリー・ボジオはフランク・ザッパ・バンドで3年間活動、19枚のアルバムの収録に参加しています。その後、イギリスのバンドU.K.に参加、80年にミッシング・パーソンズを結成しました。バンドメンバーはほどんどがフランク・ザッパ・バンドの出身であり、その演奏能力に関しては同時代でも随一のものとなっています。ジャンルとしてはニューウェイヴに当たりますが、テリー・ボジオが当初バンド名を「USドラッグ」と名乗ったように、独特の中毒性がある音楽は彼らだからこそ生み出せたサウンドではないかと思います。

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今夜の一曲は
Lynyrd Skyyrd『Sturday Night Special』
アメリカのロックバンド、レイナード・スキナードが75年に発表した曲になります。3枚目のアルバム『Nuthin’ Fancy』に収録されており、シングルとしても発売されました。アルバムはバンド初の全米トップ10以内にランクイン、シングルチャートでは27位につけました。特にアルバムの方は全英チャートでも43位を記録し、バンド初の全英チャート入りを果たしました。セカンドアルバム発表前にザ・フーのツアーで前座を務めたことが功を奏しており、バンドが演奏するサザン・ロックの隆盛にも貢献しています。
中心メンバーのロニー・ヴァン・ザントの曲作りや演奏はますます磨きがかかり、バンドの人気も拡大していきました。『Sturday Night Special』は映画『The Longest Yard』の挿入歌に使用されており、バンドの代表曲の一つとして親しまれる作品となっています。

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今夜の一曲は
Delaney & Bonnie『When the Battle is Over』
アメリカのロックデュオ、デラニー&ボニーが69年に発表した曲になります。彼らの最初に発表されたアルバム『オリジナル・デラニー・アンド・ボニー』に収録された一曲です。翌年に発表されるデレク・アンド・ドミノスの『いとしのレイラ』と並び、この時代における白人音楽と黒人音楽の融合を果たした名盤として高い評価を得ています。LPのレーベル面には「Delaney & Bonnie & Friends」と書かれており、多くのミュージシャンがこの作品に参加しています。その中にはレオン・ラッセルやジム・ケルトナー、ジェリー・マギー、ボビー・キーズ等の凄腕ミュージシャンも集っており、名盤になるべくしてなった作品ではないでしょうか。
なお、リリース前の音源を聴いたジョージ・ハリスンがアップル・ミュージックへと勧誘し、アルバム発売直前まで話が進んだようですが、すでにエレクトラ・レコードとの契約があったために破談しています。

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John Lennon『Mother』
イギリスのミュージシャン、ジョン・レノンが70年に発表した曲になります。ビートルズ解散後、初となるアルバム『ジョンの魂』のオープニングを飾る曲であり、シングルとしても発売されました。ビートルズ解散後、アメリカに渡り原初療法という精神療法を受けたジョンが幼少期の複雑な家族関係をストレートに歌にしています。アメリカにおいて放送禁止にされたこともあってセールス的には成功しませんでしたが、『マザー』を始めとする作品はジョン・レノンという一人の人間のありのままを表現しており、発売当時から評論家やファンから高い評価を受けることとなりました。今日においても名盤とされており、ビートルズの中心メンバーという存在だけでなく、一人のミュージシャンとしても音楽史に残る偉人として世界中の人々から愛されています。

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今夜の一曲は
Bob Dylan『ブルーにこんがらがって(Tangled Up in Blue)』
アメリカのSSW、ボブ・ディランが75年に発表した曲になります。収録されたアルバム『血の轍(Blood on the Tracks)』は70年代のディランを代表する作品であり、全米1位を記録しています。また2012年に米ローリング・ストーン誌が発表した「オールタイム・グレイテスト・アルバム500」において16位を記録、音楽史に残る名盤としても評価されています。
『ブルーにこんがらがって』は『血の轍』からシングルカットされた唯一の作品です。アルバム発売直前にキャンセル、再レコーディングが行われた5曲のうちの1曲であり、結果としてはこれが功を奏することとなりました。前作『プラネット・ウェイヴス』ではザ・バンドとの共演によりバンド・サウンドの一面を見せていましたが、『血の轍』ではバックバンドを起用しつつも再びアコースティック・サウンドへの回帰を見せています。『ブルーにこんがらがって』はそんな『血の轍』を象徴するような作品でもあり、聴けば聴くほど味が出てくるような魅力に溢れた作品です。

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今夜の一曲は
Nick Lowe『恋するふたり(Cruel to be Kind)』
イギリスのミュージシャン、ニック・ロウが79年に発表した曲になります。ソロとして2枚目のアルバム『Labour of Lust』に収録された一曲であり、シングルカットされ全英12位を記録しました。ニック・ロウはブリンズリー・シュウォーツというバンドで活動しており、パブを中心にライヴを行っていたことから「パブ・ロック」というジャンルの確立に大きな貢献をしました。バンド解散後はプロデューサーとしての活動と並行してミュージシャンとしても活動しており、またデイヴ・エドモンズたちと共にロックパイルを結成し、大きな成功こそなかったものの、後続のミュージシャンに大きな影響を与えることとなりました。
『恋するふたり』はもともとブリンズリー・シュウォーツ時代に作られた曲であり、バンドの最後のアルバムに収録される作品でした。しかし、アルバムが発売されなかったためニック・ロウのソロ作品として『Labour of Lust』に収録されることとなりました。前述のロックパイルのメンバーと共に再録された楽曲は前述のように全英12位を記録し、ニック・ロウにとって最大のヒット曲の一つとなりました。

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今夜の一曲は
Queen『I Want to Break Free』
イギリスのロックバンド、クイーンが84年に発表した曲になります。収録されたアルバム『ワークス』はレコード会社の移籍後に発表された初の作品であり、売り上げは全世界で900万以上の大ヒットを記録しました。アルバムに収録された全楽曲がシングルのA面かB面に入っており、各メンバーが作詞作曲した楽曲がシングルのA面に配置されるなど各メンバーへの配慮が見受けられる作品となっています。
『ブレイク・フリー』はジョン・ディーコンの作詞作曲であり、シングルとしては全英3位を記録しています。南米などの当時の政府から抑圧を受けていた人々からは自由への賛歌として高い支持を受けており、同アルバムに収録された『レディオ・ガ・ガ』に並ぶ人気曲となっていました。世界的な人気は翌85年に行われたリオデジャネイロでのライブにおける観客動員数が60万人だった点や同年行われた大規模チャリティイベント『ライヴエイド』でのパフォーマンスを受けてライブ中継が行われた各国でクイーンのアルバムの売り上げが伸びたことでも証明されています。

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今夜の一曲は
Paul Davis『’65 Love Affair』
アメリカのSSW、ポール・デイヴィスが81年に発表した曲になります。7枚目のアルバム『クール・ナイト』に収録されており、そこからシングルカットされて全米6位を記録しています。日本においては78年発表の『アイ・ゴー・クレイジー』が81年発表の映画『なんとなく、クリスタル』で使用され、ポール・デイヴィスの知名度を飛躍的に高めました。そのためか、『クール・ナイト』のアルバムも日本盤ではジャケットが夏の夕暮れを写したおしゃれなものへと差し替えられています。そういったこともあってか日本においてはAORシンガーとして語られることが多いですが、キャリアにおいてはカントリーのゲストボーカルでチャートインを経験しており、また自作曲の多くはポップ・ロックといった方がしっくりくるものが多く、日本におけるイメージからはやや外れています。
『’65 Love Affair』もまた明るいリズムとコーラスが印象的なポップ・ロックとなっています。AOR的な作品を求めるのであれば表題曲の『クール・ナイト』や『オリエンタル・アイズ』の方がおすすめです。

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