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今夜の一曲は
Poco 『Crazy Love』
アメリカのロックバンド、ポコが78年に発表した曲です。全米17位を記録し、キャリア最高のヒット曲となりました。
68年にバッファロー・スプリングフィールドが解散し、翌69年に当時のメンバーだったリッチー・フューレイとジム・メッシーナが結成したのがポコになります。しかし、活動を続けていく中でメンバーの入れ替えが繰り返されることとなります。『Crazy Love』が収録されたアルバム『Legend』が発表される頃にはバンド名の変更を検討しているような状況でしたが(レーベル側の反対もあり継続)、結果的には本作で成功を収めることとなりました。
日本やイギリスでは成功しませんでしたが、本国アメリカにおいてはイーグルスと並んでウェストコーストの代表的なバンドとして知られています。イーグルスに比べると爽やかな作風が特徴として挙げられ、後のAORに通じる部分もあります。そういった作品が好きな方にもオススメできるバンドです。

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今夜の一曲は
Stephen Bishop 『Save It for a Rainy Day』
アメリカのSSW、スティーヴン・ビショップが76年に発表した曲です。前年発表のデビューアルバム『ケアレス』から初のシングルカットとしてリリースされ、全米22位を記録しました。同アルバムからは『オン・アンド・オン』が全米11位のヒットを記録しており、成功を収めました。
注目すべきはデビューアルバムながらエリック・クラプトンやアート・ガーファンクル、チャカ・カーンなどの一流ミュージシャンがゲストミュージシャンとして参加しており、本曲でもクラプトンとカーンがそれぞれエレキギターとバッキングボーカルを担当しています。デビューまでの下積み時代にソングライターとして活動を行っており、その時に作られた人脈が本作における豪華なゲストを集める要因となったようです。特にアート・ガーファンクルは75年発表の『Breakaway』でビショップの曲を歌っており、ビショップがレーベルと契約する際に橋渡しを行っています。
豪華なゲストを集めながらもあくまでビショップのSSWとしての良さが伝わってくる名盤であり、デビュー作ながら洗練されたサウンドを堪能できます。

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今夜の一曲は
Jackson Browne 『Stay』
アメリカのSSW、ジャクソン・ブラウンが77年に発表した曲です。収録されたアルバム『孤独なランナー』はブラウンにとって初のライヴアルバムとなり、セールス面で700万枚以上の売上を記録する大ヒットとなりました。タイトル曲は後に映画『フォレスト・ガンプ』の劇中で使用されるなど、キャリアを代表する1枚となっています。
『ステイ』はアルバムから2番目にシングルカットされており、全米20位を記録しました。アルバムでは直前に収められた『ザ・ロード・アウト』から繋がっており、より流れを意識した構成となっています。オリジナルは60年にモーリス・ウィリアムス&ザ・ゾディアックスが発表した曲で、ブラウンがカバーする以前ではフォー・シーズンズやホリーズがカバーしていました。ブラウンのバージョンでは歌詞が改めてられており、『ザ・ロード・アウト』でコンサート後の情景やそれに寂しさを覚えるミュージシャンの気持ちが歌われており、『ステイ』ではだからこそもう少し歌わせて下さいと観客に投げ掛けています。いつまでも続くようにフェードアウトしていく演奏と相まって、聞き終わっても長く余韻が残る名曲だと思います。

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今夜の一曲は
Boz Scaggs 『Make It With You』
アメリカのシンガー、ボズ・スキャッグスが76年に発表した曲です。収録されたアルバム『シルク・ディグリーズ』のファーストトラックを飾っています。アルバムはボズにとって初の全米トップ10入りを果たした作品であり、イギリスでも最高位20位を記録しました。後にAORの名盤として高く評価されており、収録曲の中にはスタンダードナンバーとなった『ウィ・アー・オール・アローン』も含まれています。
当時のアダルト・コンテンポラリー作品らしく、多数のセッションミュージャンを起用したサウンドは時代の流行を掴みました。起用されたミュージャンの中にはこの時の共演がきっかけとなって結成されたTOTOのメンバーがおり、このことは大変有名な逸話として挙げられています。

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今夜の一曲は
Bread 『Make It With You』
アメリカのロックバンド、ブレッドが70年に発表した曲です。セカンドアルバム『On The Waters』からシングルカットされ、全米1位を記録しました。この曲が彼らにとって初のヒット作であり、ブレッドの名前が世界的に知られることとなりました。ソフトロックと呼ばれる音楽ジャンルにおいてブレッドは代表格のバンドであり、本作は数多くのカバー曲を生んだスタンダードナンバーでもあります。
作曲したデヴィッド・ゲイツはブレッド結成前にソングライターとして実績を挙げており、モンキーズにも楽曲を提供していました。10代の頃にはレオン・ラッセルとバンドを組んでおり、ラッセルから紹介を受けた仕事でロブ・ロイヤーと出会ったことが転機となります。68年にロイヤーのソングライティングのパートナーであったジェイムス・グリフィンと共にブレッドを結成。3人共にソングライティングやスタジオミュージャンとして実績を重ねており、また多くの楽器を演奏できるマルチミュージシャンという特徴がブレッドのユニークなサウンドを形作る下地となっています。ゲイツのポップ路線とグリフィン・ロイヤーのR&B・カントリー路線がうまく調和しており、アルバムには多彩な楽曲が盛り込まれることとなりました。
『Make It With You』で成功後も多くのヒット曲を発表しており、本作以外にも『If』はよく知られていますので、こちらもオススメの1曲です。

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今夜の一曲は
Simon & Garfunkel 『Homeward Bound』
アメリカのポップデュオ、サイモン&ガーファンクルが66年に発表した曲です。前年に発表され、大ヒットを記録した『サウンド・オブ・サイレンス』の次のシングル曲であり、全米5位・全英9位を記録しました。イギリスでは初のトップ10入りを果たし、前作に続く成功を収めました。
邦題では『早く家に帰りたい』と名付けられており、歌詞も同様のことを歌っています。デビューアルバムが全く売れず、『サウンド・オブ・サイレンス』が売れるまでポール・サイモンはイギリスを拠点に活動を行っていました。孤独の中、ドサ回りを続けるポール・サイモンの心情をストレートに表した曲であり、それだけに思い入れが強い作品なのではないかと思います。
2人が人気を確立した後もこの曲はしばしばコンサートに取り上げられており、81年の再結成時に行われたコンサートでもレパートリーに入りました。また、作曲したポール・サイモンが今年行ったラストツアーの名前にも使用されており、発表から50年以上経った今でも愛され続けている楽曲です。

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今夜の一曲は
Madonna 『Live to Tell』
アメリカのミュージシャン、マドンナが86年に発表した曲です。サードアルバム『トゥルー・ブルー』からシングルカットされ、映画『ロンリー・ブラッド』の主題歌に使用されました。映画の主演は当時のマドンナの夫であったショーン・ペンであり、二人の「共演」が話題にもなりました。
『トゥルー・ブルー』は28ヶ国でチャート1位を記録する大ヒットとなり、これはギネス記録にも登録されました。本曲も全米1位を記録、他にシングルカットされた楽曲も軒並み世界的なヒットとなっています。
女性ポップシンガーとして頂点を極めた一方でこの『リヴ・
トゥ・テル』は重たい曲調のバラード曲であり、それまでのマドンナのイメージからは外れる作品でした。また『パパ・ドント・プリーチ』では当時アメリカで問題となっていた未婚や未成年の女性の出産という社会的なテーマについて歌われており、『トゥルー・ブルー』は単にたくさん売れたアルバムというだけでなく、マドンナがアーティストとしてより進化したことを示した作品ではないかと思います。

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今夜の一曲は
Andy Williams 『(Where Do I Begin) Love Story』
アメリカのシンガー、アンディ・ウィリアムスが71年に発表した曲です。70年発表の映画『ある愛の詩』のテーマ曲としてフランシス・レイが作曲されました。翌71年にオリジナル盤の後を追うようにアンディ・ウィリアムスのバージョンも発表され、全米9位・全英4位を記録するヒットとなりました。日本においても71年にフランシス・レイが来日したことから共にチャートのトップ10に入るヒットを記録しています。
アンディ・ウィリアムスは40年代からプロとして活動しており、なくなる前年の2011年までライヴパフォーマンスを続けたアメリカを代表するシンガーの1人です。多くのヒット曲やアルバムをリリースしており、60年代から70年代にかけては自らの名前を冠した『アンディ・ウィリアムス・
ショー』を放映し、その名を轟かせました。本国での人気は勿論、イギリスでもイージーリスニングの帝王と呼ばれるほどの人気を博しており、本曲もチャート順位ではアメリカよりも高い順位を記録しています。

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今夜の一曲は
Peter, Paul & Mary 『Where Have All the Flowers Gone?』
アメリカのフォークグループ、ピーター・ポール&マリーが62年に発表した曲です。1stアルバム『ピーター・ポール&マリー』に収録されており、アルバムは全米1位を記録する大ヒットとなりました。反戦運動の旗手として積極的に活動を行っており、売れ行きは非常に息の長いものとなりました。全米トップ10には10ヶ月間もチャートインし、トップ100には3年以上も留まっていたことは当時の世相を考慮したとしても驚くべきことです。
オリジナルはアメリカンフォークの最重要人物、ピート・シーガーが56年に発表したもので、その後ジョー・ヒッカーソンが歌詞を書き加えたバージョンが今日では一般的となっています。ベトナム戦争に対する反対運動の中でPPMが取り上げたことにより、世界で最も知られている反戦歌の1つとして知られることとなりました。また同時に60年代を代表するフォークソングとしてスタンダードナンバーとなっており、SSWとしてのピート・シーガーの名声を高めることとなりました。2002年にはグラミー賞においてピート・シーガーが64年に歌唱したバージョンが殿堂入りを果たしており、歴史的な意義を持つ名曲として称えられています。

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今夜の一曲は
John Lennon 『Working Class Hero』
イギリスのミュージシャン、ジョン・レノンが70年に発表した曲です。ビートルズ解散後、初のソロアルバムとなる『ジョンの魂』に収録されており、75年にはシングル曲『イマジン』のB面に収められる形でシングルカットもされました。
「労働階級者の英雄」というタイトル通り、非常に強いメッセージを持った楽曲です。タイトルはそのままジョンの代名詞となり、こういった社会的・政治的メッセージを持つ楽曲は次作『イマジン』以降にも収録されることとなりました。また、ロックミュージシャンを中心に多くのアーティストにカバーされており、その意思はジョンが亡くなってからも多くの人々に届けられています。

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