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今夜の一曲は
Carpenters 『Superstar』
アメリカの兄妹デュオ、カーペンターズが71年に発表した曲です。全米2位を記録し、日本でもチャートで7位を記録するヒットとなりました。収録されたアルバム『カーペンターズ』はグラミー賞を受賞しており、名実ともにカーペンターズの代表的な作品の1つとして親しまれています。
『スーパースター』はレオン・ラッセルとボニー・ブラムレットによって作詞・作曲され、デラニー&ボニーによって発表されました。オリジナルは69年発表のシングル『カミン・ホーム』のB面に収録されていましたが、カーペンターズによるカバーがヒットしたことをきっかけに72年発表のアルバム『D&Bトゥゲザー』に収録されることとなりました。なお、この曲でギターを担当していたのは当時デラニー&ボニーのサポートギタリストだったエリック・クラプトンです。
この曲をカーペンターズがカバーするきっかけとなったのはテレビ番組に出演したベット・ミドラーがこの曲を取り上げており、それを兄のリチャードが見たからだとされています。後にベット・ミドラーも改めてスタジオ録音を行っていますが、カーペンターズによるヒットがなければそれも行われなかったかもしれません。以降も多くのアーティストによってカバーされており、そのきっかけとなったカーペンターズのバージョンを筆頭に幅広い年代の人々に親しまれています。

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今夜の一曲は
Steely Dan 『Reelin’ in the Years』
アメリカのバンド、スティーリー・ダンが72年に発表した曲です。デビューアルバム『キャント・バイ・ア・スリル』からシングルカットされ、全米11位を記録しました。アルバムからは他に全米6位を記録した『ドゥ・イット・アゲイン』がシングルカットされており、アルバムもアメリカだけで100万枚以上を売り上げる大ヒットとなりました。
後のアルバムと同様に全曲が中心メンバーのドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカーによって作曲されています。以降のアルバムと大きく違う点ではフェイゲン以外にもボーカルを担当しており、それらの楽曲では一般的なスティーリー・ダンのイメージとは異なるカラーを見せています。後の代表作に見受けられるようなクロスオーバーサウンドも本作ではまだ希薄です。一方で既に7人のスタジオミュージシャンを起用しており、デビュー当初からサウンドメイキングにたいする拘りが強かったことは間違いなく、普通のデビューアルバムにあるような瑞々しさとは無縁の成熟したサウンドによって構成されています。
以降もフェイゲンとベッカーによる理想のサウンドに対する追求は留まることがなく、外部ミュージシャンの起用がより顕著になっています。バンドとしてのスティーリー・ダンが最も楽しめる作品が本作であり、ロック好きの方にはこのアルバムから聴くのをオススメしたいと思います。

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今夜の一曲は
Nirvana 『Come as You Are』
アメリカのロックバンド、ニルヴァーナが91年に発表した曲です。2ndアルバム『ネヴァーマインド』に収録されており、翌92年には2番目のシングルとして発売されました。最初にシングルカットされた『スメルズ・ライク・ティーン・スピリット』が世界的な成功を収めており、本曲も勢いそのままにヒットすることとなりました。
シングルカットに当たってはキリング・ジョークの『エイティーズ』との類似性を作曲者のカート・コバーン自身が指摘しており、発売までには些かの議論があったようです。結局レーベル側からの説得によりシングルカットされました。なおキリング・ジョーク側からは具体的なアクションはありませんでした。
『ネヴァーマインド』の成功によりグランジというジャンルはアンダーグラウンドからメインストリームへ進出しました。94年に起こったカートの自殺によりムーブメントも一気に終焉を迎えることとなりましたが、その影響は後進のアーティストに残ることとなり、今日では90年代における最高のバンドの1つとして評価されるに至っています。

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今夜の一曲は
Judas Priest 『Breaking the Law』
イギリスのHR/HMバンド、ジューダス・プリーストが80年に発表した曲です。6枚目のスタジオアルバムとなる『ブリティッシュ・スティール』に収録されており、シングルカットもされ全英12位を記録しました。アルバムの方もメタル・ムーブメントに乗る形で英米で売れることとなり、チャート順位でも全英4位・全米34位を記録しました。
バンドにとって大きな成功となったアルバムですが、バラード曲を排しミドルテンポの楽曲を中心に構成されたシンプルな作品となりました。余りにも色気のない作風は発表当時に物議を醸したそうですが、今日では批評的にも高い評価を得た作品です。なお、本作収録の『メタル・ゴッズ』はそのまま彼らの愛称となりました。80年代のヘヴィメタルにおける最重要バンドの一角としてその地位を確立したのが本作であり、今聴いても素晴らしいと思える作品だと思います。

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今夜の一曲は
Olivia Newton-John 『Magic』
イギリス生まれ、オーストラリア育ちのミュージシャン、オリビア・ニュートン=ジョンが80年に発表した曲です。映画『ザナドゥ』のサウンドトラックアルバムに収録され、シングルとしても発表されました。81年に『フィジカル』が記録的なヒットとなるまでは彼女の最大のヒットナンバーとなり、80年の年間チャートでも3位を記録しています。
映画そのものは失敗したものの、サウンドトラックは全米4位を記録する成功を収めました。レコードの片面をそれぞれオリビアとELOが担当し、双方にヒット曲が生まれることとなりました。前述のようにオリビアは『マジック』で全米1位を記録、ELOもオリビアがボーカルを担当した主題歌の『ザナドゥ』がバンド最大のヒットナンバーとなっています。
なお、オリビアは映画の方でも主演を果たしましたが、78年発表の映画『グリース』に続く成功は掴めませんでした。この失敗により二足の草鞋は諦め、本業のみで勝負する道を選択することになります。この決断がなければ『フィジカル』が生まれなかったかもしれないということを考えると映画の失敗もかえって良かったのかもしれません。

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今夜の一曲は
Black Sabbath 『Paranoid』
イギリスのロックバンド、ブラック・サバスが70年に発表した曲です。同名タイトルの2ndアルバムからシングルカットされ全英4位を記録しています。
70年2月の”13日の金曜日”にデビューしたブラック・サバスは早くも同年9月にはアルバム『パラノイド』を発表、初の全英1位を獲得しています。全米チャートでも12位と健闘しており、現在までにアメリカだけでも400万枚以上を売り上げることとなりました。
イギリスにおけるハードロックバンドの代表格として、また何よりヘヴィメタルの源流として今なお尊敬される彼らですが、ただヘヴィなだけではなく時代を超えても聴かれ続けるだけのポップさも兼ね備えています。同じアルバムからはザ・ロード・ウォリアーズのテーマ曲として名高い『アイアン・マン』も収録されており、初期のブラック・サバスを知るにはこのアルバムから聴くのが一番いいのではないかと思います。

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今夜の一曲は
The Rolling Stones 『一人ぼっちの世界(Get Off of My Cloud)』
イギリスのロックバンド、ローリング・ストーンズが65年に発表した曲です。同年発表の『サティスファクション』が世界的なヒットとなり、余勢を駆る形で制作、発表されたのが本作になります。結果としてストーンズのキャリアにおいても最上位に食い込むほどの売り上げを記録したシングル曲となり、全米・全英で1位を記録する大ヒットとなりました。
今となってはお馴染みのジャガー/リチャーズによる楽曲ですが、当時はまだアルバムにカバー曲が多数収録されている状況でした。しかし、『サティスファクション』に続き『一人ぼっちの世界』で大きな成功を収めたストーンズは自信を深めることとなり、翌66年にはキース/リチャーズ作品のみで構成された『アフターマス』を発表し、音楽的な評価を高めていくこととなります。
がなり立てるようなミックのボーカルとビート感溢れるサウンによってサティスファクションと同様、盛り上がらざるを得ないロックナンバーとなっています。特徴的なボーカルは『一人ぼっちの世界』がレコーディングされるより少し前に発表されたボブ・ディランの『ライク・ア・ローリング・ストーン』に触発されているとも言われています。楽曲の印象は異なりますが、聴き比べてみるのも面白いかもしれません。

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今夜の一曲は
Twisted Sister 『We’re Not Gonna Take It』
アメリカのロックバンド、トゥイステッド・シスターが84年に発表した曲です。3枚目のアルバム『ステイ・ハングリー』からシングルカットされ、全米21位のヒットとなりました。アルバムもこれまでにアメリカだけで300万枚以上を売り上げており、バンド最大のヒットとなっています。
強烈なキャラクターでバンドを牽引するディー・スナイダーを中心にグラムメタルの雄として世界的な人気を博しました。特に『We’re Not Gonna Take It』はアメリカンロック全開のキャッチーなサウンドとユニークなPVで彼らの代表的な作品として今なお様々なところで使われている楽曲です。最近ではドナルド・トランプの大統領選挙活動に使用されており、幅広い世代に認知されています。

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今夜の一曲は
David Bowie 『The Supermen』
イギリスのミュージシャン、デヴィッド・ボウイが70年に発表した曲です。3枚目のスタジオアルバムとなる『世界を売った男』の最終トラックを飾っています。このアルバムからシングルカットされた曲はありませんが、本作を含む多くの曲が様々なアーティストによってカバーされており、最も有名な例ではタイトル曲がニルヴァーナの『MTVアンプラグド』においてカバーされています。
前作『スペース・オディティ』が発表された後、ボウイはライヴバンドとしてハイプを結成します。その後、ハイプは役割を拡大し『世界を売った男』のレコーディングに参加する事となります。ベーシスト兼プロデューサーのトニー・ヴィスコンティの影響もあり、本作はまだ新興ジャンルであったグラム・ロック要素を含みつつ、ボウイのキャリアの中でもかなりハードなサウンドに仕上がりました。バンドサウンドとしても一体感があり、前作からは大きくサウンドを変化させつつも大きな可能性を感じさせる1枚となっています。

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今夜の一曲は
Frank Zappa 『Valley Girl』
アメリカのミュージシャン、フランク・ザッパが82年に発表した曲です。音楽的な評価は極めて高いものの、ヒットチャートとは無縁だったザッパにとっては”異例”のヒットシングルであり、全米32位を記録しました。なお、この曲では当時14歳だったザッパの娘であるムーンとの共演となっています。
タイトルの『ヴァリー・ガール』とは当時のLA郊外にあったSan Fernando Valleyに住む女の子達を指します。彼女達の特有の話し方やファッションは他の地域の女の子にも影響を与え、そういった流行りに染まった女の子をヴァリー・ガールと呼んだそうです。どんな感じかは発表当時の邦題が『えー、うっそぉ、ホントー?』だったことで察せると思います。
ムーンは演奏に参加したというよりは即興でヴァリー・ガールのように喋っており、今で言うとラップに近い役割となっています。どうやらムーンはヴァリー・ガールではないみたいですが、父親と仕事がしたいという娘の願いに応じて彼女を起用したようです。変人として知られるザッパもちゃんと父親してるんだなあと何となく感慨にひたってしまう作品です。

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