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今夜の一曲は
Tygers of Pan Tang『Love Potion No.9』
イギリスのメタルバンド、タイガース・オブ・パンタンが82年に発表した曲になります。オリジナルはアメリカのボーカル・グループであるクローバーズが59年に発表した曲であり、日本ではイギリスのバンド、サーチャーズのカバーでよく知られています。
タイガース・オブ・パンタンには後にシン・リジィやホワイトスネイクで活躍するジョン・サイクスが一時期在籍しており、この『ラヴ・ポーションNo.9』でもそのギタープレイを聴くことができます。ただ、発表時には既に脱退しており、この曲が収録されたアルバム『ザ・ケイジ』ではほかに『デンジャー・イン・パラダイス』のみの参加となっています。
なお『ザ・ケイジ』は全英13位を記録しキャリア最高の順位を記録しましたが、その後レコード会社と対立し解散してしまいます。それでも85年以降、何度か再結成をしており、2011年にも限定版EPを発表するなど細々とですが断続的に活動を続けています。

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今夜の一曲は
John Lennon『Stand by Me』
イギリスのミュージシャン、ジョン・レノンが75年に発表した曲になります。ソロとして6枚目のアルバム『ロックン・ロール』に収録されており、言わずと知れたベン・E・キングのカバー曲です。『ロックン・ロール』はタイトル通りロックのスタンダードナンバーのカバーを集めたアルバムであり、『スタンド・バイ・ミー』以外にも『ビー・バップ・ア・ルーラ』や『ペギー・スー』など有名なナンバーが数多く収録されています。
発表までに多くのトラブルが続出したことでも知られており、レコーディング開始から発表までに1年半もの時間が掛かっています。それに加えてカバーアルバムというのもあってセールス面では全米6位、全英10位とおとなしいものとなってしまいましたが、アルバムのクオリティは素晴らしく、ジョンのシンガーとしての才能を存分に発揮した作品となっています。

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今夜の一曲は
Jim Croce『I Got a Name』
アメリカのSSW、ジム・クロウチが73年に発表した曲になります。遅咲きのSSWながら、『タイム・イン・ア・ボトル』や『リロイ・ブラウンは悪い奴』が全米1位を記録、将来を嘱望されながら30歳で飛行機事故のため死去。奇しくもこの『アイ・ゴット・ア・ネーム』がリリースされたのは事故の翌日でした。
前年の72年にメジャーデビューを果たしており、活動期間は1年余りと短いですが前述のように大きなヒット作をリリースしています。下積み時代が長かったせいか、彼の作品はどこにでもいるような人々を描いたようなものが多く、それ故に大衆に受け入れられたのではないかと思います。
死後発表されたアルバム『アイ・ゴット・ア・ネーム』は全米2位を記録しており、飛行機事故がなければまだまだこれから多くの名作を発表していたことは間違いないでしょう。今なおその作品は多くの人に愛されており、またこれからも人々の記憶に残り続けていくことだと思います。

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The Stills-Young Band『Long May You Run』
アメリカのロックバンド、スティルス=ヤング・バンドが76年に発表した曲になります。バッファロー・スプリングフィールド、CSN&Yで共演していたスティーヴン・スティルスとニール・ヤングによる共演作として大きな話題を集めたアルバム『太陽への旅路(Long May You Run)』のタイトル曲として、また作曲したニール・ヤングの代表曲として知られています。
スティルスとヤングは共演するたびに喧嘩別れを繰り返しているような仲でありながら、三度共演を果たすこととなったわけですが、今回は比較的お互いに配慮したような作品となっており、『太陽への旅路』ではヤングが5曲、スティルスが4曲とほぼ半々の比率になっています。逆にアルバムの評価としては緊張感がないという理由で二人の共作にしてはさほど高い評価を受けていませんが、逆に言えばリラックスした雰囲気の作品としてじっくり聴いてみると良さが見えてくるのではないかと思います。
なお、アルバム発表後にはツアーも行われましたが、早々にヤングがキャンセルしてしまい、やはり二人での活動はわずかな期間で終わっています。

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Faces『Maybe I’m Amazed』
イギリスのロックバンド、フェイセズが71年に発表した曲になります。原曲はポール・マッカートニーが70年に発表したものであり、フェイセズのバージョンはセカンドアルバム『ロング・プレイヤー』にライブ音源が収録されています。また、スタジオ版がシングルとして発表されており、こちらはアコースティック色の強いものとなっています。
バンド結成の経緯としてはスモール・フェイセズからスティーブ・マリオットが抜けた後、そこにジェフ・ベック・グループからロッド・スチュワートとロン・ウッドが加わり、フェイセズが結成されました。アメリカにおいてはスモール・フェイセズ時代よりも大きな成功を収めており、またそのライヴ・パフォーマンスは後のロック・シーンに影響を与えており、90年代以降のロック・リバイバル・ムーブメントにまで及んでいます。

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James Taylor『Fire and Rain』
アメリカのSSW、ジェームス・テイラーが70年に発表した曲になります。同国を代表するSSWとして大変有名な人物であり、そのテイラーの名前が広く知られることとなったのがこの『ファイアー・アンド・レイン』になります。セカンドアルバム『スウィート・ベイビー・ジェームス』からシングルカットされ、全米3位を記録しました。アルバムの方も後に米ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・グレイテスト・アルバム500において104位に選出されており、キャリアを代表するアルバムとして知られています。
『ファイアー・アンド・レイン』はファーストアルバムの収録中に友人が自殺してしまったことについて歌っており、また自身が受けた精神治療や所属していたバンドの解散なども歌詞に織り込まれており、かなり赤裸々な内容となっています。翌71年にはキャロル・キングのカバー『きみの友だち』が大ヒット、以降も輝かしいキャリアを歩み続けており、2015年に発表された『ビフォア・ディス・ワールド』が自身初の全米1位を記録しています。

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今夜の一曲は
The Guess Who『American Woman』
カナダのロックバンド、ゲス・フーが69年に発表した曲になります。カナダのバンドとして初の全米1位を獲得、収録された同名のアルバムも全米9位を記録し、一躍スターダムへと登り詰めました。同アルバムからはほかにも『No Time』や『No Sugar Tonight / New Mother Nature』などのシングルヒット曲が収められており、今なお名盤として評価されています。
ゲス・フーとしては65年からとなりますが、前身となるAllan & the Silvertonesは58年に結成されており、63年にメジャーデビューを果たしています。65年には『Shakin’ All Over』がカナダのチャートで1位、全米チャートで22位を記録するヒットとなっています。その後バンドはゲス・フーと改名し、この『アメリカン・ウーマン』で大きな成功を収めることとなりました。
同じカナダのバンド、ステッペン・ウルフと同じく、ハードかつエネルギッシュな音楽性は時代を超えて愛される作品となっています。多くのミュージシャンにカバーされていることでも知られており、有名な例では99年にレニー・クラヴィッツのバージョンが知られています。

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Suzanne Vega『マレーネの肖像(Marlene on the Wall)』
アメリカの女性SSW、スザンヌ・ヴェガが85年に発表した曲になります。デビューアルバム『街角の詩』に収録、シングルカットされ全英21位を記録しました。アルバムも全米チャートでは91位止まりでしたが全英チャートでは11位を記録しており、今日では80年代を代表する名盤として高い評価を得ています。
アコースティックサウンドを基調とした、訥々と歌い上げる作風は時代に逆らうものであり、内省的な歌詞も相まって異色の作品として存在感を発揮しました。続くセカンドアルバムからは児童虐待を受けた子供の視点から作られた『ルカ』が大きな話題となり、世界的なヒットとなりました。以降も彼女ならではの作品を発表し続けており、2008年にはグラミー賞も受賞、アメリカを代表する女性SSWの一人として評価されています。

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今夜の一曲は
King Harvest『Vaea (Vy-Ya)』
アメリカのロックバンド、キング・ハーヴェストが75年に発表した曲になります。72年に全米13位のヒットを記録した『ダンシング・イン・ザ・ムーンライト』が有名なバンドで、俗に言う一発屋バンドとなっていますが、その後セカンドアルバム『キング・ハーヴェスト』を発表しており、そこにこの『Vaea』が収録されています。
フランスで結成されたせいもあるのか、前述の『ダンシング・イン・ザ・ムーンライト』がヒットした頃にはバンドは解散しており、ヒットしたことを受けて再結成された経緯があります。セカンドアルバムにはゲストとしてビーチ・ボーイズからマイク・ラブとカール・ウィルソンが参加、またシカゴのボーカルであるピーター・セテラがコーラスで参加しています。結果的に大きなヒットには結びつかずバンドは再び解散してしまいました。
牧歌的な雰囲気を漂わせたサウンドはソフト・ロック的でもあり、またウエストコースト・サウンドに通じるものがあります。なお、バンドに一時期在籍したウェルズ・ケリーは後にオーリアンズのオリジナルメンバーとなっていますが、バンドの方向性的に同じ傾向ですので、オーリアンズの楽曲が好きな方であればおすすめのバンドです。

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今夜の一曲は
Janis Joplin『Kozmic Blues』
アメリカの女性シンガー、ジャニス・ジョプリンが69年に発表した曲になります。前年の68年にビッグ・ブラザー&ホールディング・カンパニーと共に『チープ・スリル』を発表、高い評価を得ました。バンドから離れたジャニスはコズミック・ブルース・バンドを結成、発表されたアルバムが『コズミック・ブルースを歌う』となります。
それまでの作品に比べるとブラス隊が入り、よりソウルフルな作品となっており、『チープ・スリル』における当時のサイケ・ロック/ブルース・ロックからさらに進歩を見せようとしているのが伝わります。未完成のまま発表されることとなった遺作『パール』も含め、彼女の新しい一面が垣間見える作品として、当時より今日の方が評価の高いアルバムとなっています。
なお、同年には伝説となった『ウッドストック・フェスティバル』に出演、この『コズミック・ブルース』も披露されています。

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