BAR真空管【営業時間】18:00〜4:00 (金曜18:00〜5:00)【定休日】日曜・祝日 〒 107-0052 東京都港区赤坂3-20-9 千切屋ビル2F / TEL03-5545-5444

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今夜の一曲は
Pink Floyd 『Another Brick in the Wall (Part Ⅱ)』
イギリスのロックバンド、ピンク・フロイドが79年に発表した曲になります。アルバム『ザ・ウォール』からの先行シングルとして発表され全米・全英で1位を獲得、他の多くの国々でもチャート1位を獲得しました。アルバムの方も3000万枚以上を売り上げる驚異的な大ヒットとなり、バンドにとっては『狂気』に次ぐ成功を収めることとなりました。
2枚組のコンセプトアルバムという、当時としては既に時代遅れとなっていた大作主義の作品でしたが、それでもなお世界的な大ヒットを達成したことにより、バンドの底力を見せつける結果となりました。
コンセプトアルバムらしく、2枚組の作品全曲を通してひとつのストーリーとなっており、主人公が人生の過程の中で感じる抑圧や疎外感を「壁」として表現しています。『Another Brick in the Wall』は閉塞的な学校教育への反発を歌にしたものであり、「教育なんて必要ない」といった歌詞も含まれているため発売当時はかなり物議を醸したようです。一方それが話題となったため、シングルカットされた同曲はバンドにとって初の全英1位を獲得し、また最大のヒットシングルとなりました。

【6周年記念イベント開催のお知らせ】

Bar真空管は2018年6月1日で6周年を迎えます。
紆余曲折ありながらも何とかこの日を迎えられるのもひとえにご来店して下さった皆様のおかげです。
今後ともスタッフが一丸となってより良い店舗運営ができるように精進していきたいと思います。

またささやかではございますが、6周年を記念致しまして6月1日より8日まで特別メニューをご用意致します。
まだ内容を調整中ですので再度アナウンスをさせて頂きますが、なるべく多くのお客様に楽しんで頂けるようにしたいと思いますので、どうぞお気軽にご来店して頂ければと思います。

Bar真空管 スタッフ一同

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今夜の一曲は
Charlie Sexton 『Beat’s So Lonely』
アメリカのミュージシャン、チャーリー・セクストンが85年に発表した曲になります。デビューアルバム『ピクチャーズ・フォー・プレジャー』に収録された曲であり、シングルとしては全米17位を記録、アルバムの方も全米15位を記録し上々のデビューとなりました。
端正なルックスから日本でも大きな人気を集めており、翌年には早くも来日公演を行っております。一方、卓越したギターの腕前は若くから広く知られていたようで、若干16歳にしてドン・ヘンリーのアルバムにギタリストとして参加しています。後年にはボブ・ディランのバックバンドに参加するなどどちらかと言えばいぶし銀の活躍が目立っています。
『Beat’s So Lonely』もあまり派手な感じではなく、当時のトレンドからは外れていたとは思いますが、逆に彼のミュージシャンとしての実力を知ることができると思います。

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今夜の一曲は
Santana 『僕のリズムを聞いとくれ(Oye Como Va)』
アメリカのロックバンド、サンタナが70年に発表した曲になります。セカンドアルバム『天の守護神』からシングルカットされ、全米13位を記録しました。同アルバムからは『ブラック・マジック・ウーマン/ジプシー・クイーン』がシングルで全米4位を記録しており、ヒット曲に恵まれた『天の守護神』はバンド初の全米1位獲得アルバムとなりました。
『僕のリズムを聞いとくれ』は『ブラック・マジック・ウーマン/ジプシー・クイーン』と同じくカバー曲であり、オリジナルは「ラテンの王様」とも呼ばれたティト・プエンテによる作品です。極めてシンプルな歌詞と踊りたくなるようなリズムが特徴的で、基本は繰り返しなのですが、それが逆に体で楽しめる曲になっているのではないかと思います。ティト・プエンテによるオリジナルの初出が51年だということなので、恐らく少年時代のサンタナもこれを聴いて育ったのではないでしょうか。彼のバックボーンを知るのに最適な一曲ではないかと思います。

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今夜の一曲は
Chicago 『Lowdown』
アメリカのロックバンド、シカゴが71年に発表した曲になります。3枚目のスタジオアルバムとなった『シカゴⅢ』に収録された曲であり、シングルカットもされ全米35位を記録しました。リード・シンガーはピーター・セテラが担当し、初期の代表曲の一つとなっています。
この頃のシカゴはブラス・ロックと呼ばれるジャンルにおいて先駆者的な存在として人気を博していましたが、『ロウダウン』ではブラスセクションは控え目で、後のAOR路線を匂わせるような作風となっています。一方、ハモンド・オルガンやディストーションやワウペダルを用いたギター・ソロは当時のロックバンドらしく、シングル曲としてとっつきやすい作品ではないかと思います。
翌年には来日公演を行っていますが、来日記念盤として本作の日本語バージョンを発表しています。実際のライヴでも日本語バージョンが歌われており、その様子は75年発表のライヴアルバム『Live in Japan』でも知ることができます。

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今夜の一曲は
The Rolling Stones 『It’s Only Rock’n’ Roll (But I Like It)』
イギリスのロックバンド、ローリング・ストーンズが74年に発表した曲になります。収録されたアルバム『イッツ・オンリー・ロックン・ロール』ではミック・ジャガーとキース・リチャーズの2人が初めてグリマー・ツインズとしてプロデュースを行っており、音楽性にも変化がみられることとなりました。メンバーのミック・テイラーが参加した最後のアルバムでもあり、この作品がバンドの歴史において一つの大きな転換点となっています。
音楽的にはよりストレートなロック・アルバムとなり、それまでのストーンズ作品ではおなじみだったホーン・セクションを排除した野心的な作品となりました。初のセルフ・プロデュースということでややまとまりに欠けたこともあり、セールス面では前作を超えることができませんでした。それでもチャート順位では全英2位・全米1位を記録しており、ローリング・ストーンズの地力がいかに高いかが分かります。
『イッツ・オンリー・ロックン・ロール』は当時フェイセズに在籍していたロン・ウッドの自宅で制作された曲が元となっており、その為かこの曲には「Inspiration by Ronnie Wood」と付けられることもあるそうです。「たかがロックン・ロール、でも俺はそれが好きなんだ」という直球の曲はローリング・ストーンズがやるからこそ格好良いし、説得力があるのではないかと思います。

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今夜の一曲は
Eagles 『我が愛の至上(Best of My Love)』
アメリカのロックバンド、イーグルスが74年に発表した曲になります。3枚目のアルバム『オン・ザ・ボーダー』よりシングルカットされ、バンド初の全米1位を記録した記念すべき作品となりました。
カントリー・ロック志向の強い作品を作っていたイーグルスはこの『オン・ザ・ボーダー』の制作時から多様な音楽性を求めるようになり、よりロックバンドらしい作品を作ることへと意識が変わることとなります。最も顕著な例がアルバム制作中におけるプロデューサーの変更であり、またゲストミュージシャンとして参加したドン・フェルダーが後に正式メンバーとして加入したことも後のイーグルスにとって大きな転換点となりました。
『我が愛の至上』はドン・ヘンリーとグレン・フライ、J.D.サウザーの3人によって作られた曲であり、レコーディング時のプロデューサーは変更前のグリン・ジョンズとなっています。フェルダーもこの作品には参加しておらず、どちらかと言えばそれまでのイーグルスの延長線上にある楽曲です。ゆったりとした曲調に乗せてドン・ヘンリーの声がたっぷりと楽しめるウエストコースト・サウンドの代表的な作品の一つではないでしょうか。

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今夜の一曲は
John Cougar 『Jack & Diane』
アメリカのSSW、ジョン・クーガーが82年に発表した曲になります。収録されたアルバム『アメリカン・フール』共々、全米1位を獲得しました。同アルバムからは他にも『青春の傷あと(Hurts So Good)』が全米1位を記録し、大ブレイクを果たす事となりました。
若いころからかなり破天荒な人生を歩んでいたようで、その生き様はいかにもロックミュージシャンらしいものではあります。一方、ミュージシャンとしては70年代を下積み時代に費やしており、順風満帆とは言い難い日々を過ごしながらも着実にキャリアを積み重ねていきました。
そんなジョン・クーガーが歌う『ジャック&ダイアン』は田舎の都会に憧れる若い男の子と故郷に留まろうとする女の子の話です。実際に当時のティーンエイジャーはこんな感じだったのかなあと想像できる内容となっており、この辺りが大ヒットとなった要因だったのではないかと思います。
ジョン・クーガーは次の作品よりジョン・クーガー・メレンキャンプと改名、ウィリー・ネルソン達と共に『ファーム・エイド』を開催するなど精力的に活動を続ける事となります。

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今夜の一曲は
The Black Crowes 『She Talks to Angel』
アメリカのロックバンド、ブラック・クロウズが90年に発表した曲になります。デビューアルバム『Shake Your Money Maker』に収録された曲であり、シングルカットされ全米30位を記録しました。他にもオーティス・レディングのカバー曲『Hard to Handle』が全米26位を記録し、上々のデビューとなりました。
彼らの音楽はハード・ロックのジャンルで語られることが多いですが、サザン・ロックやブルース・ロックを取り入れた独特のサウンドは彼らを語る上で最も重要な特徴であり、同時に大きな成功を掴んだ要因でもあります。中心メンバーであるヴォーカルのクリス・ロビンソンは無類のレコードマニアであり、それが唯一無二となったバンドサウンドにも貢献したのではないかと思います。前述した『Hard to Handle』は記念すべきデビューシングルとして発表されていますが、この辺りの渋い選曲もそれを裏付けるものになっています。
『She Talks to Angel』ではアコースティック・ギターが印象的なメロディを奏でるバラードとなっています。アルバムとしてもクライマックス的な位置づけとなっており、時間があれば是非とも通して聴いて欲しい作品です。

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今夜の一曲は
The Band 『Stage Fright』
アメリカのロックバンド、ザ・バンドが70年に発表した曲になります。3枚目のスタジオアルバムである『ステージ・フライト』のタイトル曲であり、ルーツ・ロックの名盤として名高い2枚のアルバムからよりロックバンドとしてのアルバムに移行した作品となりました。前年にはウッドストック・フェスティバルに参加、アメリカを代表するバンドとして高い評価を得ており、満を持しての発表でした。
前2作が極めて評価が高かったため、その影に隠れる形となってしまった『ステージ・フライト』ですが、ザ・バンドの作品の中でもストレートなロックが楽しめるアルバムとして根強い人気がある作品です。深み、という点でいえば前2作の方がより妥当ではありますが、バンドサウンドの発展を考えて生み出されたのがこういった洗練されたロックサウンドだったということを考えるとこの『ステージ・フライト』はなくてはならない作品だったのではないでしょうか。なお、次作『カフーツ』ではホーンセクションを導入し、更なる音楽の発展へと果敢に挑戦することとなります。

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